病院の特色
リハビリテーション重点病院
当院は、急性期治療後の脳血管疾患や骨折等の患者さんを対象に、回復期リハビリテ-ションに重点をおいた医療を行っています。
すなわち、急性期病院と家庭の中間に位置づけられ、家庭及び社会復帰のためのリハビリテーション医療・看護・介護等スタッフが一体となったチーム医療を提供します。
在宅療養支援病院
当院は、在宅療養を支援する病院です。入院に関しては、急性期病院と連携し、医療機関からの紹介が必要です。退院に際しては、紹介医や主治医、地域看護や介護保険制度との連携をとっていきます。
リハビリテーション事業の中核施設
神戸市内各地域で行われているリハビリテーション事業に対して、技術指導その他の支援を行います。
運営は一般財団法人
運営は、神戸市・神戸市医師会・こうべ市民福祉振興協会の三者が設立した 一般財団法人 神戸在宅医療・介護推進財団があたっています。
回復期
リハビリテ-ション病棟180床
(2病棟・3病棟・4病棟 各60床)
脳血管障害疾患や下肢・骨盤骨折などで「集中的に専門的リハビリテーションが必要」と判断された患者さんが入院されています。発症から2ヶ月以内の亜急性期の転院で、病状が変化される場合も多く、異常の早期発見・急変への早急な対応が要求されます。
脳血管疾患後遺症患者においては、言語障害・高次機能障害が重篤で危険行動をとられる場合が多くみられます。先回りケアでの事故防止に努め、患者さん・ご家族との十分なインフォームドコンセントを行っています
専従セラピストによる病棟訓練やチ-ムカンファレンスを充実させ、訓練室での「できるADL」を生活の中での「しているADL」に、そして将来の「するADL」につながるように生活の視点を重視したケアプランを実践し、スタッフが協同して自立を支援しています。
嚥下障害の患者さんには食べられる形態をアセスメントし言語聴覚士・管理栄養士とチームを組んで細かく評価を行い、安全に経口摂取できる方法を考えてすすめています。
リハビリの経過の中では、メンタルケアが必要です。患者さんの訴えを傾聴し心の安らぎが得られ前向きに訓練に取り組めるように24時間看護、介護職がサポートしています。
求められるニーズはさまざまですが個々のニーズを満足いく結果に近づけるように医師・看護師・セラピスト・ケースワーカーなどが連携をとり患者さんの機能回復に努めています。